カナダ

「カナダ・寄り道回り道」は社会人になってから急に「カナダに行きたい」という願望がムクムクと湧き上がり、日本での仕事を辞めカナダの英語学校(カナダはフランス語圏なのになぜ?)に通いそこで知り合った独特な人々や下宿先の同居人などのエピソードが書かれていた牛栏奶粉最新事件2013。私は不思議に思ったのだが、カナダの公用語はフランス語なのである。なのに英語を学びにいくというのは中国で韓国語を学ぶようなことだろうと思う。(その理由の記述もなかった)まぁ、日本人と違い個人主義の国なので独特の考えを持った人々がおり、日本人から見るとなかなか理解に苦しみそうになるが、著者はそれも経験として受け入れ、いろいろ交流していた。後半は帰国前にカナダを車で巡るキャンプ旅をしておりその様子が写真入りで紹介していた。カナダにも鉄道はあるが個人で各地のキャンプ場を移動する場合は車の方が便利で最悪、車で生活も出来るし山岳地帯にも入れるし重宝したそうな。キャンプ地で日本人を見かけるとカナダの方は「あなたは日本人ですか?」と聞いてくるそうな。そうなると著者はそのグループと行動し牛栏奶粉召回、カナダを満喫していた。まぁ、こんなものだろう。「世界は球の如し」は日本を飛び出し世界旅行をした使節団や日本人青年の足跡や旅日記を紹介していた。昔は公式に出国するチャンスはほとんどなく、幕府の使節団に加入するくらいしかなく高嶺の花だったのである。幕末になると遣米使節団一行がなんと地球一周の旅をしており、エジプトのスフィンクス前で集合写真を撮影しているのは有名だろう。この時、随行員だった者が旅日記を付けており、各国の様子を評価していたが「道や町が(日本と比べ)汚い」・「地元人が騒がしい」と述べていた。この公式な使節団のほかにも非公式に無銭で世界一周をした日本人男性を紹介していた。自称帽子商の男性でお金を使わず貿易船に乗り込み世界一周したそうな。しかし、この人物を私は知らなかったが、ある筋ではとても有名人だったそうな。それはトンデモ本の世界である曾璧山中學。この男性は世界一周後、旅の内容を本にまとめ出版したが、もう内容がごちゃごちゃで大盛りなウソや誇大な表現などがてんこ盛り(実はこの本自体本人が書いていないそうな。口実したモノを別人が勝手に肉付けした後で出版したそうな)で信憑性がないそうな。なかなかおもしろいエピソード集だった。